第3章:老廃物が邪魔をしている

第三章:老廃物が邪魔をしている

 肥満の原因…ずばり食べ過ぎです。皆さんは百も承知していて、解っていても食べてしまう。だから肥るんですね。
ここで少し考えてみましょう。肥っているということは、体内にたくさんのエネルギーの素を貯めているはずですね。
本来はそんなに食べなくても大丈夫なはずなのに、何故、痩せている人と同様に食欲が旺盛なのでしょう?

 例えば今、Aという花とBという花があるとしましょう。
AもBもその美しい花を咲かせる為に10の水が必要だとします。
Aはあげた水をすべて吸い上げる根を持っています。しかし、Bは根が貧弱なため1/10(1割)しか吸い上げられないとしたら。
Aには10の水をあげれば、全ての花に美しく咲き誇れるための栄養が運ばれます。
でもBは、1割の水しか吸い上げないうちに次の10の水が供給されます。
Bには9割の水が排出されないまま、ドンドン蓄積されてしまいます。
どちらの花が元気でしょうか?
Bの花は供給される水が少ない分、小さくなったり、少なくなったり、枯れてしまったりするでしょう。そして、Bにあげた吸収されなかった残りの水がドンドン溜まって腐ってしまったら・・・根が腐り、やがてB自身が枯れてしまうでしょう。

体の中に元気な花を咲かせるイメージ
体の中に水(栄養)を摂り入れる
吸収した水を組織で充分に利用できない
利用できずに余って汚れた水が……

 少し専門的になりますが、脂肪を燃焼してエネルギーを作るためには、それなりの体力と体温が必要です。肥っている人はこの両方が不足していると考えられるのです。
困ったことに、体温の低下とともに、脂肪のコートを着るように身体が働きます。エネルギーを作れないのですから体力も低下してしまいます。これが肥満の悪循環です。
そしてこの結果が下腹ポッチャリ・おしりドッシリ・ふとももパンパン……なのです。

 私達のカラダを昔ながらの石炭(ダルマ)ストーブだと考えてみて下さい。ストーブの蓋や排煙管には真っ黒なススがついて溜まります。このススを掃除しないと中の石炭は燃えにくくなります。不完全燃焼を繰り返して、煙がたくさん出ますし、熱も放出しにくくなります。
体内でこのススに当たるものが代謝老廃物です。老廃物が溜まってしまいますと糖質や脂肪が燃焼しにくくなります。当然体温も低下し、更に血行が悪くなり、元気もなくなり、動きも鈍くなります。
そしてその結果、ジワジワ肥ってゆくのです。

ダルマ・ストーブ
懐かしい人もおられるでしょう?
小学校の時、石炭小屋にバケツを持って石炭を取りに行った記憶があります。
雪で濡れた服を乾かして、焦がした想い出も…。

 ここで今、体内のスス掃除をした後のあなたの姿を想像してみましょう。
糖質や脂肪は効率よくドンドン燃えてくれます。エネルギーがたくさんつくられますので当然体温も上がります。血行も良くなり元気も出ます。今まで億劫だったことも楽々と鼻歌まじりで行えます。
いっぱい身体を動かせますから、ドンドン糖質や脂肪も燃焼します。
きっとお肌も気持ちもピカピカに若々しくなるはずです。
どうですか?!今度は良い循環が生まれるでしょう?
これが肥らないカラダを造る秘訣なのです。

こんなお悩みはありませんか?