第九章:減食プログラム(システムA)
~眠っている身体を起こそう~
ダイエットに挑戦する人には様々な動機や目的があります。最も多いのが健康管理の為だと思いますが、何らかの理由で一日も早く体重を減少しなければならない場合もあります。
膝や腰が体重の負担に耐えられなくて、このままでは手術をうける必要があるとか、結婚式を控えてすぐに○○kg痩せたいとか…。そんな時応急的に対応する方法がこの減食プログラムです。またこれは基本プログラムで順調に減量していた人が急に減らなくなった時(停滞期)にこれを打ち破り、再び減少するようにしむける働きもあります。
このプログラムを見て、極端に食事の量を減らして痩せる方法と誤解される方がおられますがそうではないのです。食べるという行動は内臓にとっては一つの負担です。消化→吸収→代謝→解毒→排泄。これらはすべて内臓にとっては労働なのです。
「減食プログラム」の期間は内臓に休息を与えている時とご理解ください。
更にこの期間は上(口)からドンドン物が入り込みませんから、腸管の汚れがスッキリ洗い流せる時でもあります。
腸管の浄化→細胞一つ一つの活性化をより促進する期間でもあるわけです。
『内臓の休養と大そうじの期間を作ろう!』と言うことなのです。
減食一日目は「さあこれから減食を始めますよ」と身体に合図を送る日です。
飲み物はできるだけ暖かいものとし、便秘薬を多めに使ってしっかりと便を出します。
二日目・三日目は三食とも基本プログラムの朝食と同じにします。
飲み物と便秘薬は一日目と同じです。
四日目・五日目は減食一日目と同じパターンとします。この時すぐに元の食事に戻してしまいますと、相撲取りが肥るために行う食事パターンに近い形となります。三日目までに大そうじをした身体は極端に吸収が良く、ドカンと肥えてしまう可能性があるのです。
減食の五日間で最も難しいのがこの四日目五日目であるとお考えください。また、成功の鍵もこの二日間にあります。
(二日目・三日目を一日で切り上げる方法もあります。)
もちろんこの間、サイリウム・ハスクおよびハーブタブレットは基本プログラムと同様に使います。
また、このプログラムは肉体的な危険性はありませんが、精神的な面に関しては個人差が生じます。必ず指導者と連絡をとりながら実践して下さい。
(日本体質改善研究会/日本肥満カウンセリング協会の各店でご相談ください。)
体調のすぐれない時は行わないで下さい。
案ずるより、するが易し!!
まず思いきってやってみることです。
この減食プログラムを経験した人は、基本プログラムなんて平気で続けられます。
勿論、目標の体重への到達日数も大幅に短縮できます。
<ちょっとひと休み>
中性脂肪…。よく耳にしますね。これってどうやってつくられるか ご存知ですか?
甘いものやデンプンが消化管で分解され吸収されますと血液の中のブドウ糖になります。
これが脂肪酸という血中に遊離しているものと結合して中性脂肪となるのです。
単純にいうと飴玉が脂肪の素になるということ…。
デンプンは米・パン・麺類(ソバは蛋白質が多い)・いも・豆類など。 但し大豆だけは蛋白質です。